天然宝石採掘における違法労働問題

みなさま、こんにちは。

エシカルジュエリー専門店のBijoux de Mimiです。

今日は、宝石をとりまく環境問題についてお話します。

ちょっと怖いことを書いてしまいますが…


※天然宝石を否定する記事ではありません。

 天然宝石も、もちろん大好きです。


天然宝石の美しさの裏に隠された環境問題

みなさん、美しい宝石がどのように私達に届くか、ご存知ですか?


過酷な労働・事故・病気

天然宝石は、”地球からの贈り物”とも呼ばれ、

地中でさまざまな化学反応を起こして誕生します。

その後、宝石達は地中の奥深くで眠り続け、

何億年という年月を経て地表近くに出現します。


そして、人々は、宝石が出現しそうな土地を深く堀り、

人の手で宝石を採掘します。


しかし、宝石原石の採掘者は、

トンネル内の狭く危険な環境で働いています。

多くの小規模鉱山は、

事故を防ぐための防具や、建設設備に投資することができないため、

トンネル内は劣悪な作業環境です。


そのため、宝石採掘者がトンネル内の粉塵を吸って

呼吸器疾患を引き起こすこともしばしばです。



また、鉱山から舞いあがった粉塵は近隣に住む人たちへも降り注ぎます。


採掘者だけでなく、住民たちも粉塵を吸ってしまい、

病気になってしまうこともあるのです。


誰もが、そのような悪環境には住みたくないと思うでしょう。


しかし、宝石採掘者は低賃金で労働を強いられているため、

彼らは貧しく、職場にも近いため、例え病気になっても住まざるを得ないのです。



環境破壊

宝石採掘は、大量の土の中から、一握りの宝石を発見する作業です。


宝石採掘場を建設するために、大量の土を掘り起こし、

大量の土を別の場所に移動させるため、周辺の生態系が不安定になります。

例えばジンバブエでは、採掘作業が終わった後も、

川に有害物質が流出しつづけたことで、

家畜の死亡や人間の病気が報告されました。

また、「露天掘り」と呼ばれる、

地表に巨大な穴を開けて宝石を採掘する作業方法では、

宝石採掘が終了したあとも、穴は残されたままになります。

その巨大な穴に貯まった水は、水を媒介とするウイルスや寄生虫、蚊の絶好の繁殖地となり、雨季が近づくと蚊が繁殖し、地域社会に大きな健康被害をもたらします。

宝石採掘場を建設することは、一時的な環境汚染ではなく、

何代もの生態系に悪影響を及ぼしてしまうのです。


違法な児童労働

宝石を採掘する多くの国では、

危険な職業の労働者の最低年齢を定めた法律があります。

鉱山での労働は特に危険度が高いため、

18歳未満の子どもは働くべきでないとされていますが、

西アフリカにあるシエラレオネでは、

貧困で教育を受けることができなかった15歳未満の子供達が強制労働を強いられており、

それが明るみになって問題となりました。



宝石採掘で得たお金で軍事武器を購入?

アンゴラ、コンゴ民主共和国、リベリア、シエラレオネでは、

ダイヤモンドの販売による利益は、

反政府の武装グループの資金源となっております。


紛争ダイヤモンド

紛争ダイヤモンドとは、ダイヤモンド採掘で得た収入で武器を購入する地域から、採掘されたダイヤモンドのことです。

つまり、紛争ダイヤモンドの購入=間接的に戦争に加担したことになってしまうというものです。


現在は、気づかないうちに紛争ダイヤモンドを購入しないように、

防止するシステムが作られて解決されつつありますが、まだ完璧ではありません。

2020年現在でも、大手16ブランドのうち、国際基準でクリーンなダイヤモンドを扱っていると認められたブランドは5つしかありません。

しかし、その5ブランドでさえも、完全に国際基準を満たしているわけではありません。

つまり、完全にクリーンなダイヤモンドを扱っていると

証明できるブランドは、未だに存在しないのです。


他業界のエシカルな動き

今、世界中で注目されている「エシカルな代替品たち」。

人間や動物からの搾取廃止、環境に配慮した生き方が注目されています。


パリコレクション

2018~19年秋冬のパリコレクションでは、

環境を意識した多くのハイブランドが「エコファー(人工毛皮)」を導入しました。

エコファーというと、以前はボサボサで本物の毛皮に見劣りするものでしたが、現在はエコファーの製造技術が向上し、ハイブランドでも多く取り入れられるようになりました。


作る人も持つ人も笑顔になれる宝石を届けたい。それがMimiの思いです。


Mimiではこういった背景から

誕生背景もクリーンなエシカル宝石を専門で扱っております。


天然宝石は地球からの贈り物で、

たくさんのパワーがもらえる素晴らしいものです。

エシカル宝石も、天然宝石なくしては完成しませんでした。


でも、原石が美しい宝石になるまで、多くの人手が必要です。

その中には、必要以上に辛い思いで生活する人がいるかもしれません。


人・環境に優しいMimiのジュエリーで、関わる人たちに笑顔と、お客様に新しい美しさをお届けしたい。


それがMimiの思いです。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

Bijoux de Mimi


参考文献:

- https://www.greenamerica.org/green-living/digging-ethical-gems

- https://www.nytimes.com/2019/11/21/style/paris-fashion-environment.html

- https://vegnews.com/2020/1/official-oscar-nominees-luncheon-goes-vegan